ニュージーランドの保育を学びに海外ボランティアしてきた(2日目)

Child Care

前回の続きです。

 

この日家に帰ってから、「やっぱり一度全員の前で自己紹介はしておきたい」という気持ちが湧き上がり、ローマ字の名前カードと日本の地図を手書きで作成し、持っていくことにしました。

 

 

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2日目

 

今日もまだまだ緊張しつつ入室。スーパーバイザーの先生に「もし可能なら自己紹介してもいいですか…」と尋ねると快諾される。

 

オモチャが豊富。しかも自然素材のものが多い!

 

朝の会

 

マオリ語の歌と挨拶、そして絵本の読み聞かせがありました。

 

ホームステイファミリーいわく、マオリ語は40年くらい昔は強制的に勉強させられて、その後一回ぜんぜんやらなくなって、今は強制じゃなく文化として幼い頃から触れられるような形で取り入れてるようです。

 

基本的に先生はイスに座って、子どもたちは床のカーペットの上に座っています。そういえば、子どもたちの姿勢は人それぞれ、あぐらだったり、体育座りだったり、お姉さん座りだったり。

 

 

2人くらい参加しない子もいたけど、先生たちは何回か声を掛けてからはそのまま見守る。時間が経ってから別の先生が再度声を掛けたら合流していました。

あくまで強制はしないのがとても良いです。

 

 

ここで自己紹介の時間をもらう。あたふたしつつ、名前と日本から来たことをカードを見せつつ伝えました。

「日本語の歌や手遊びとかある?」と聞かれて用意してなかったので焦ったけどとっさに『♪頭・肩・膝・ぽん』が出てきてそれをみんなの前でやる。真似してくれる子もいたり。

 

 

朝のおやつタイムにて

 

朝のおやつ。

 

4人テーブルに座っていた子たちが話し合いをはじめました。

大人は何も言わずに見守っています。(←こういう、基本的には口出ししないスタンスが子どもたちが成長できるポイントなんだなと思いました。)

 

話し合いの内容は、おやつをトレーから取る順番についてでした。

 

A「イーニーミーニーマイニーモーしようよ。」(日本語の♪どれにしようかな♪的な)

B「やだ!」

C「待っててー。」

A「うん。テイクワン!」(バナナは一個だけ取って!と主張)

 

でも結局Aちゃんの順番にはバナナはなくなってしまい、「もう!」となっていたらこのタイミングで先生が“What’s matter?”(何があったの?)と声を掛けていました。

Aちゃんはばーっと経緯や不満(先に取れなかったとか、オレンジはいらないのにいっぱい残ってるとか…笑)を話しつつトーストを食べ出します。

それを聞き終わった先生は別のグループからオレンジが余っているトレーを持ってきてあげていました。

 

 

子どもたちと関わり出す

 

園庭遊具。3人くらい入れます。

 

ボランティアとして、「私が何かすべきことはありますか?」と先生に聞いたのですが、「せっかく来たんだから、ここでの時間はあなたのために使って」というニュアンスのことを言ってもらえたので(本当にありがたい…)、基本的には空気でいようと心がけていました。

 

でもだんだん子どもたちから

“Can you push me?”(押してくれない?)←ブランコなど

“Can you help me?”(手伝ってくれない?)

“What are you doing?”(何してるの?)

“What’s your name?”(名前はなんていうの?)

“You hold it.”(これ持ってて。)

と声がかかるようになり、接するようになっていきました。

 

 

自由な外遊び・室内遊び

 

砂場。海辺の砂浜のような砂でさらさらしています。

 

砂場では深い穴を掘って、

“Let’s go jump! ”(ジャンプしよう!)

“Help me!”(助けて!)

を繰り返して遊ぶ子どもたち。

全身砂だらけになっても思い切り遊び続けられています。

 

園庭の一部、水遊びコーナー。

 

水遊びコーナーでは、この赤いぷよぷよした大きいバケツの中に入ったり、水を移動させたり、全身ずぶ濡れになって遊んでました。

 

こういうのがいつでも許される環境が素晴らしい。

 

素晴らしいと言えば、これも。

衣装・小道具・なりきりセットのコーナー。

 

昨日、ライオンの着ぐるみとダルメシアンの着ぐるみを着て園庭を駆け回っている子たちがいて、「家から着てきたのかな…!?」とびっくりしたのですが、なんと園の遊び環境の一つでした。

 

ここには他にもプリンセスのドレス、フェアリーの衣装、スパイダーマンのタイツ、警察官の帽子、民族衣装、エプロンやおでかけバッグなどが置いてあり、いつでも身につけて遊ぶことができます。すごい!

 

 

室内には全身鏡も置いてあるので、スパイダーマンになりきって、糸を飛ばすポーズを何度もやって喜んでいる男の子もいました。

 

しかも、みんな家から着てくる服も自由。バレリーナのようなチュチュと背中にフェアリーの羽をつけて登園してきた子も。理由は“その子が着たかったから”。

 

家からティアラつけて来た子もいました。男の子は腕時計をしてきたり。

家から小さなオモチャを持って来た子もいました。そのときは先生は「トレジャーだから自分の鞄に入れておくと良いよ。」と言っていました。

 

 

登園時に不安定になってしまった子への対応

 

たとえ4歳くらいでも両親と離れがたくて、朝涙ぐんでぬいぐるみを抱えて来た子もいました。

すると、先生たちは、ただ温かく迎え入れるだけ。手を繋いだり、ハグをしたり、愛情を示して接します。そうすると、その子どもも10分もすれば先生から離れて遊び出していました。

 

もし日本の園で同じ状況だったら「もう4歳なんだから」「赤ちゃんじゃないんだから」と言われてまず許されないだろうな…と思いました。

その子その子のペースで成長することより、「○歳」「年中」「○○組」という規格で適応を急かされるような日本の保育・教育環境を改めて悲しく感じてしまいました。

 

 

片付けのシステム

 

園庭倉庫の中。必要なものが必要なだけ、使いやすいように置かれています。

 

朝の会→朝のおやつ、午後の集まり→午後のおやつ、の2回の流れ以外はすべて自由遊びのプリスクール。

 

基本的に、片付けは特に何も言わず、子どもたちはそれぞれ飽きたら別の好きな遊びに移っています。

あとは危険があるようだったりもうその遊びが発展しない様子だったり飽きて誰も使っていなかったりといった状況で先生がぱっと片付けているのを見ました。

 

また、ランチの前と午後の集まりの前に子どもたちに声をかけて、大きいおもちゃだけ一緒に片付けている様子でした。

 

日本だと、毎回その場を片付けないと次の遊びに移ってはいけない、というルールがある園もあります。

ですが、途中の遊びが別の遊びと一緒になって発展することもあるし、余分なその片付けの一手間が遊びを遮ってしまうのでここのスタイルが理想的だと思いました。

いちいちその場をきれいにすることより、夢中になって遊ぶことの方が得るものが大きく、よっぽど大切です。遊び=学び。

 

 

保護者の様子

 

入り口側から奥(最奥に園庭がある)を見た様子。

 

午後2時くらいからだんだんと保護者がお迎えに来はじめます。

上の画像を見てもらうとわかりやすいかと思うのですが、入り口から見て室内の中ほどに名前のボード、さらに進んだ右側に荷物置き場、そしてテラスから外に出ると園庭、という配置なので、保護者は普通に室内、さらに園庭まで訪れます。

 

ここのプリスクール自体がとてもオープンな雰囲気だし、保護者もリラックスしています。挨拶もさらーっとした感じで、目が合えば微笑むだけだったりもしています。過度に気を使う感じがぜんぜんなくてすごく良いなあと思いました。

 

先生だろうが保護者だろうがお互い下の名前で呼び合いますしね。こういう方が、人間対人間なんだと意識できていいですよね。「○○のママ/パパ」や「先生」とカテゴライズされた役割でなく。

 

そういえば、降園のとき、鞄は持ち帰るけど、靴と帽子は家庭によっては置いて帰っていました。

 

 

 

最後までありがとうございました。

3日目に続きます。