エビのことを指す英語に、Shrimp、Prawn、Crayfish、Lobsterがあります。
何がどう違うのか、国によって使い分けに差があるのか調べてみました。
この4つは正確には別の種類のエビを指す
ざっくり分けると、
- Shrimp 小型エビ(小エビと呼ばれるもの)
- Prawn 中型エビ(クルマエビなど)
- Crayfish 伊勢海老
- Lobster オマール海老
のことです。
大きなくくりとしては“エビ”なのですが、それぞれ別のものを指しています。
ちなみにロブスターとオマール海老は別物かと思いきや同じものだそうです。
Lobsterが英語で、オマール(Homard)がフランス語。
料理や食材として日本に入ってきたときに両方の言葉が使われたのでしょうか。
使い分けるポイントはサイズとハサミの有無
つまり、
(小) Shrimp < Prawn <(ハサミがあるかないかの壁)< Crayfish < Lobster (大)
という風に、サイズとハサミの有無で使い分けることができます。
言葉だけだとイメージがつかみにくいので、それぞれをGoogle画像検索にかけてみました。
<Shrimp>
<Prawn>
<Crayfish>
<Lobstar>
こうして見ると、区別がはっきりしてきましたね。
同じ英語圏でも使い分けに差がある
イギリス・オーストラリア・ニュージーランド(ブリティッシュイングリッシュの国々)では一般的にShrimpとPrawn、またCrayfishとLobsterを使い分けています。
ですが、アメリカ・カナダではShrimpもPrawnもShrimpと言うそう。
どうりでカナダワーホリ中にでPrawnという英語に出会わなかったわけです。
しかも、CrayfishはCrawfishもしくはCrawdadsと呼ばれているらしいです。
(LobsterはそのままLobsterで通っています。)
こんなところにもアメリカ英語・イギリス英語の違いが現れていました。
まとめ
一言でエビと言っても、
- Shrimp=小エビ
- Prawn=中型のエビ
- Crayfish=伊勢海老
- Lobster=オマール海老
このような違いがある。
- 使い分けるときはサイズとハサミの有無がポイント
- アメリカンとブリティッシュでは使う言葉が違ったりする
調べていく内にいわゆる伊勢海老はSpiny Lobsterと呼ばれているらしいとの情報も見て検索したら、たしかにそれもそうらしいのですが、
こんなwikipediaのページに行き当たって深入りするのをやめました。。。
“英語が世界一語彙数が多い言語”だと言われていることを思い出しつつ。
この記事を書くにあたって以下のサイト(英語です)を参考にしました。
ShrimpのPrawnの細かな違い(足の数など体の区別)がイラストで載っているので、興味のある方は見てみてください。
[…] つまり、「海老」を表す言葉が、日本語と英語で違うということですね(厳密(げんみつ)にいうと、英語圏(えいごけん)でも言い方が異なります。詳しくはこちらで説明されています)。 […]