寒さ厳しいトロントの冬。ときには外気温マイナス20℃に、さらに体感温度としてはそれ以下にもなることもあります。

現地の人はどんな服装をしているの?
何がどれくらい必要なんだろう?
と迷っている人に向けて、
- 現地で人気だったブランド
- 実際に使っていたもの
- 商品を選ぶポイント
これらをトロントで一冬毎日片道1時間のバス通勤をしていた私が具体的に紹介します。
防寒のための7つ道具
重要度が高いと思われるものから挙げていきます。
①ダウンコート
これは必須です。
ダウンがなければ寒さに耐えきれませんでした。本当にダウンは温かくて有能です。
日本からでも現地で購入でもいいと思います。ただ、後述する3つのポイントを押さえているダウンが望ましいです。
どんなブランドがいいのか
人気だったのはやはりカナダグース。着ている人をよく見かけました。
その価格からもわかるように、質の良さ・温かさが段違いと言われています。
ですが、もしトロントで過ごすだけならカナダグースほどのハイブランドでなくても大丈夫です。
例えば、ワーホリ女子の間で人気だったのは TNA (ティーエヌエイ)というカナダのブランドです。
シンプルでハイセンス、着ていて温かくて値段も比較的リーズナブルということでおすすめしていました。
ショッピングモールなどにほぼ確実に入っているこのaritzia(アリツィア)というお店で取り扱っています。
店名のロゴが筆記体のような感じでaritziaだということがわかりくにいのですが、お店の雰囲気がおしゃれで可愛くて目立つので「惹かれて入ってみたらここだった」というパターンがあるかもしれません。
ちなみに私は出国の直前にユニクロで1万円しないものを購入しましたが無事に過ごせました。
イタリア人の友人はノースフェイスのダウンを愛用していました。
ダウン選びの重要ポイント
実はブランド以上に重視したいのが、以下の3つのポイントです。
- ダウンの配合率が高い
- 丈が長い
- フード付き
一つずつ見ていくと、まず、ダウンの配合率ですが、80%くらいの数値が望ましい(温かい)らしいので、商品タグや説明部分をチェックしてみてください。
ちなみに私はダウン70%くらいのものを使っていました。
コートの丈についてですが、冷えを防ぐため腰からお尻をカバーできるくらいの長さがあると良いと思います。
私のダウンコートの丈は太もも半分くらいまでで、「これでも足が冷えるのにこれより短かったら耐えられなかったな」と思う場面がよくありました(特に外で乗り換えのバスを待っているとき)。
周りの人たちもだいたい膝上くらいまでの長さのダウンコートを使っていました。
真冬にはスノーブーツを併用する関係もあって、そのくらいの長さがベストなのかもしれません。
最後にフードですが、これも「あって良かった」と何度も実感しました。
冬はみんな普通にフード被って歩いてますし、雨・風・雪・冷気から守ってくれるので、かなり役立ちました。
②スノーブーツ
実験的にスノーブーツなしで過ごしてみたのですが、スニーカーやマーチンでは寒すぎて無理でした。足が凍るかと思いました。
やはり、寒さを防ぐ機能・雪の上を歩ける機能を備えたスノーブーツがベストです。
どんなブランドがいいのか
トロントでの鉄板はSOREL(ソレル)というカナダ発祥のブランドです。
値段と機能性のバランスの良さや見た目の可愛らしさなどから、ワーホリメーカーの間でかなり人気がありました。
「温かいし雪道でも歩きやすい」とのこと。
色やデザインの種類も豊富だし、やっぱり今見ても可愛い。あと一年くらいカナダにいるなら買いたかったです。
入手方法
トロントなら大抵の靴屋で取り扱っています。特にショッピングセンター内なら複数の店舗が一気に見られるので選択肢も広がりそう。
また、カナダワーホリメーカー御用達のe-Mapleという大型掲示板で売りに出ていれば中古で安く買うこともできます。
現地では秋頃からSOREL以外にもいろいろなブランドのスノーブーツが店頭に並ぶので、どれかはお気に入りが見つかると思います。
ちなみに私の場合は、仕事をはじめたばかりでお金に余裕がなかったので、カナダのWalmartで型落ちセールで30ドルくらいで買ったノーブランドのものを履いていましたがなんとかなりました。
ブーツの長さはだいたいふくらはぎくらいまでのものを履いている人が多かったですが(私も)、足首上くらいまでのショートブーツで冬を越している人もいました。
「家と駅と職場の行き来がすべて屋内で完結する」というような人短くても平気かもしれません。
ただ、家とバス停の距離が遠い・バス停から職場まで遠い などマイナス20℃の雪の野外を歩く予定のある人は少し長さがあると良いと思います。
③手袋
これもやはり必要です。ポケットに手を入れたとしても、素手では限界があります。
私はフリース素材のものを使っていましたがそれでも寒いときがありました。
まわりではニット素材のものを使っている人が多かったです。
ただ、スキーグローブほどがっつりしたものを普段使いしている人は見なかったので、ある程度温かそうでタッチパネル対応のものなら大丈夫かと思います。
④厚手の靴下
縁の下の力持ち的な存在で、結構温かさが違ってきます。
私の場合、日本から持ち込んだ普段使い用の靴下だとスノーブーツを履いていても寒かったので、カナダのWalmartでまとめ買いしました。
⑤レギンス・タイツ
ジーンズ一枚では寒さを感じるときに、その下に重ねて履いていました。
ユニクロのヒートテックの薄手のレギンスはかさばらず温かく便利でした。
(ワーホリメーカーに人気があるユニクロのブロックテックパンツのようなボトムスを持っている人はそれ一枚で済むので、持ち物との兼ね合いで選んでみてください。)
⑥マフラー・ストール・スヌード
素材や長さなどにこだわらなくても、1つあれば大丈夫かと思います。
私はH&Mで買った薄手の大判ストール(ポリエステル100%)のものをぐるぐるに巻いて使っていましたが、結構使い勝手は良かったです。
⑦ニット帽
ダウンのフードでも防げない寒さを感じたとき、もしくはフードをかぶるほどではないときに使っていました。
ただ、人によっては一切使っていなかったので、あったら便利、くらいの立ち位置かもしれません。
まとめ
トロントの真冬を乗り切るためのファッションアイテムは以下の7つです。
- ダウン(リアルダウン・丈長め・フード付き)
- スノーブーツ
- 手袋
- 厚手靴下
- レギンス・タイツ
- マフラー・ストール
- ニット帽
真冬用の厚手の洋服(ニットやもこもこパーカーなど)はなくても平気でした。
トロントの建物(家やお店)の中はだいたい温かいので、屋外では寒さを防いでくれて良いのですが、中に入ったらむしろ暑さを感じてしまうかも。
参考になれば嬉しいです。つるでした。