こんにちは。タイムカードが存在しないブラックなこども園で働いていたつると言います。
莫大な量の業務や雑務・責任の重さ・持ち帰り仕事の多さ・先輩や上司からのプレッシャーや押しつけ・度々起こるトラブルや行事の対処などで当時の私は肉体的にも精神的にもギリギリでした。
そんな劣悪な労働環境を乗り切るためにいろいろ悪戦苦闘し、以下の4つのことを続けた結果、無事に自分の決めた期限までは働き抜くことができました。
同じような状況にいる人の役に立てたらと思いシェアします。
①あえて遊びの予定を入れて人と会い、そのときに持ち帰り仕事を済ます
本当は家にいる方が好きだったのですが、部屋でじっとしていると仕事について考えてしまい気が晴れないことが多かったので、休みの日はあえて
- 外に出て
- 人と会って
- 話をする
を心掛けていました。
出掛けるまでは正直「このまま寝ていたい…」と思ったりもしたのですが、身支度が終わって外に出てしまえば、楽しい気持ちが勝ちました。
もともと、人は人と話すこと自体がストレス解消につながる(エンドルフィンという脳内物質が出る)ようにできているからかもしれません。
そして、何よりおすすめしたいのが、誰かと一緒にいるときに持ち帰りの仕事を進めることです。これ、一人きりで部屋でやっているときに比べて、苦しみがかなり軽減されます…。
例えばカラオケやファミレスや個室居酒屋や友人の家などで私が一人で作業をしているときもありましたし、周りの人に制作物などを手伝ってもらったこともありました。
普段はひたすらに辛い持ち帰り仕事も、誰かと一緒にやれば意外なところから楽しさも生まれたり。
なので、もし大丈夫そうな友人や家族がいれば、ぜひお願いしてみてください。
(ちなみに、毎回誰かと一緒というのは無理だったので、一人で持ち帰り仕事をやるときはひたすら「無」の状態で取り組むことを心がけていました。)
②やりたいことや興味のあることについて考え、行動する
職場の現実から気を紛らすために、未来のビジョンや別の場所にいる自分のイメージを持つようにしていました。
私の場合、次にやりたいことはとにかく「ゆっくり休みたい」「しばらく働きたくない」ことだったので、隙があれば「仕事を辞めて家で何もしないで一日中寝ている自分」の妄想などをしていました。
さらに、海外に行くことにも興味があったので、休みの日には旅行の計画を立てたり、行きたい国のガイドブックを買って眺めたり、飛行機の値段を調べてみたりしていました。
私の友人は、「こんなところ絶対に辞めてやる」と決意し、働きながら次の仕事の資格を通信教育でコツコツ勉強していました。そして、資格を取得し、すっぱり辞めた上に転職に成功していました。
どうか辛い職場のことで頭をいっぱいにしないでほしいです。
思考の100%を望まない激務に費やすのではなく、楽しいことや明るい将来に意識的に気持ちを向けるようにしてみてください。効果あります。
③仕事ノートを作成し、そこに何でも書き出す
仕事専用のノートをつくり、仕事関係の愚痴も不満も悩みも全部書き出します。
これには2つの役割があります。
まず最初の目的は、「普段のストレス発散のため」です。
考えていることをアウトプットすることで脳内が整理され、気分も多少すっきりします。
また、自分の考えを客観視することや新たな気づきを得ることにもつながります。
コストもかからないし、特にデメリットもないので、やってみる価値はあると思います。(当時の私は100円ショップで買ったノートを使っていました)
そして2つ目の目的は、「現在の環境に染まらないようにするため」。
別の言い方をすれば、「洗脳されないようにするため」です。
なぜかと言うと、人間は慣れる生き物なので、はじめはすごく辛くても、いくら大変でも、時間が経つ内に少なからず慣れが生じます。さらに、感覚が麻痺したり、苦労を忘れたりしてしまうこともあります。
また、いろいろな人からいろいろなことを言われたりして、「私の方が間違っているのかも…」と自分の芯や考えがブレてしまうケースもあります。
私はそれを防ぐために、
- 学校や実習で出会った素晴らしい先生方の保育や言葉
- それらと勤務先のブラック園との比較
- ブラック園で理不尽に感じたこと
- ブラック園の良くないと思われる保育のあり方
- 自分とブラック園の考え方や保育方針の違い
- サービス残業の時間や早朝出勤、持ち帰り仕事で費やした時間
などをこのノートに書き殴っていました。
最初は「職場の人たちがおかしい」と感じていた事実に対しても、そんな毎日が続くと、次第に「自分がおかしいの?」と不安になることがあります。
そんなときにこのノートを見返すと、「やっぱりこの園のやり方が間違っている」「自分は大丈夫」と確認することができました。
そして同時に、「何があっても今年度で辞めるんだ」と決意を固められました。
ギリギリの毎日の中でも、自分の受け持ったクラスの子どもたちはとても可愛くて、ふと「この子たちが卒園するまではここに居ようかな」などという考えが浮かんだことも一度や二度ではなく…。
でも、家に帰ってこのノートを見返すと、ちゃんと「自分がいるべき場所は決してここではない」と思い直すことができました。
ちなみにこのノートは仕事を辞めた後に細かく破いて捨てたのですが、めちゃくちゃスッキリしました!(このために日常の日記や手帳とは別にすることをおすすめします)
ときめきを感じないもの・少しでも嫌な思い出のあるものはどんどん捨てていくと良いんだなと再認識した瞬間でした。
④残りの出勤日数を数え、毎日見る
基本的に毎日「明日にでも辞めたい」という気持ちでいたものの、クラス担任をしていたのでどうしても年度の区切りまでは働きたくて葛藤していました。
そんなときに「あと何日ここにいるのか知れば日々を乗り切れるかもしれない」と思いつき、残りの出勤日数を数えて手帳に書き込みました。
ついでに、目につくところに貼ってあるカレンダーにも書き込んで、毎日見るようにしました。
すると、相変わらず辛いことはありましたが、「残り○○日」と思うと諦めがついたり、受け流したり、少し気持ちの整理がつけやすくなりました。
なので、すでに終わりを見据えている人にはすごくおすすめです。
まとめ
ストレス多すぎ、辞めたいけどすぐには辞められない…という期間を乗り切るためにやってみて良かったのは、
でした。
早出勤・残業が当たり前、家に帰って倒れて気づけば朝…なんて働き方をさせる職場は、もう時代の流れにそぐわないと思います。
とは言え、いろいろな事情があって、すぐにそこから抜け出すのが難しい人も多いと思います。そんなときに今回の体験談が少しでも役に立てばいいなと思います。
ただ、頑張りすぎないでください。仕事より責任より何より大事なのは、あなた自身の心身の健康です。
私の場合は、上記のブラック園は年度の区切りで辞めました。
外に意識を向ければ他にいくらでも良い職場はあるので、過酷な職場で無理を強いられている人が少しでも減ってくれることを、心から願っています。
ただ、いざという時には退職代行サービスという手段もあります
私自身、何度も経験していますが、それでも退職を言い出したり手続きを行うときには気持ちが重くなります。
特に風通しの悪い職場ではなおさらですよね…。
そんな環境で辞めると言ったらどうなるのか、何か言われたり、何かされたりするんじゃないか、怖さもあるかと思います。
そういうのをまるっと業者に肩代わりしてもらうことができるのが、退職代行サービスです。
テレビ等でも取り上げられ、最近では正社員はもちろん、アルバイトでも退職代行で辞めたという声も聞きます。
退職に関する煩わしい作業を行わずに済むだけでなく、弁護士の監修により、きちんと法に守られながら職場を離れられる部分もメリットの一つです。
いざとなればこういった手段を使って強行突破で辞められます。
なので、どうか思い詰め過ぎないでほしいと思っています。
▼辞めたあなたを必ず次のステージへ導きます「退職代行Jobs」
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
ありがとうございます。ずっと保育士の仕事しかしていなくて、やめても、生活できないのではないかと思っていました。でも、大事なのは、自分自身とつるさんが言ってくれたので、後1年仕事をしたら、やめる覚悟が出来ました。私は、40代なので、つるさんよりも、状況は、良くないかもしれませんが、働き甲斐のない、自分を認めてもらえない、保育の仕事よりも、自分が健康でいられる人生をやり直そうと考えました。逃げてもいい、そうですよね。
逃げてもいいんです。toritoriさんは今も大変な中で保育のお仕事を頑張って続けられているのですね。それがすでに本当にすごいことで、なかなかできることではないので、この積み重ねは絶対にこの先の人生に活かしていけます。「ずっと保育の仕事しか」「やめたら生活できなくなるのでは」というお気持ち、とてもよくわかります。私も同じように考えていました。でもいざ他の仕事をやったら、「なんだ、保育の仕事の方がやることが多くて気配りが必要で心が痛むことが多くてずっと大変だったな。」と感じ、保育の仕事って実はめちゃくちゃ難易度高いと思いました。でも未体験だから「できない」と感じて恐怖が出てきてしまうんですよね。今は人生100年時代ですから、ご年齢もあまり気にされなくてもうまくいくときはトントン拍子に進む気がします。(一例ですが、私の知り合いの主婦の方で、50代で転職して未経験・正社員で仕事に就いた人もいます。また、新しい才能も見つかるかもしれません)他の何よりもご自身の心と体の健康が一番大切です。「健康でいられる人生に」と思えたのですから、もうこの時点で人生のやり直しはスタートしてます!きっと大丈夫です。応援しています。